| photo: sk | avec l'appareil-photo Polaroid 690 | 久しぶりにポラロイドカメラを持ち出す。 こんなバカでかいカメラといっしょに、不似合いな六本木ヒルズ東京シティービューへ…。 建築中に初めて見たときは、その巨大さと歪さに、 ある意味でバベルの塔のようにしか思えなかった六本木ヒルズ。 だったはずが…、いつしか見慣れ、気付けば足を運ぶ機会の多い場所にさえなっていた。 気付いたのだけど、結局のところ、山登りもタワーに登るのも初期衝動は同じ、 「高いところに登って景色を見下ろしたいから…」なのか。 52階までは味気ない高速エレベーターで一気に登り詰める。 六本木〜乃木坂周辺は更なる再開発が続いていて、建築中のビルの多さに驚かされる。 「東京」を見下ろすと、怖さや切なさが混じって、複雑な爽快感を感じる。 とはいえ、そんなシティビューはおまけで、 本来の目的は53階森美術館「杉本博司 時間の終わり」の展覧会だった。 写真のことはもちろん、コンセプトの根幹をなしている「時間」のこと、 光を操る表現について、などなど、はい、熟考させて頂きました。 恥ずかしながら、BRUTUS「杉本博司を知っていますか?」までは「ノン。知りません」でした。 究極のミニマル表現、SEA SCAPESは白と黒というより、もはやグレーの階調への無限の挑戦。 ナニコレ! 山から海へ、また舞い戻った、というわけではない…が、 会期中、もう一回はじっくり堪能したいくらいに沈められる。
by cherchemidi
| 2005-10-02 21:07
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monologuephoto à la mode de la musique j'aime le cinema et cetera... Qui est vous, Shoichi Kajino?
140 caractères "maintenant"
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