Kanazawa sous la neige
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冬の金沢を訪れるなら、そこに雪があった方がいい。
というのは単なる旅情で、実際その町に住む人にこの厳しい寒さというのはどういうものなのだろう。


羽田空港の青い空を飛び立って小松空港に着いて、ちょうど車で金沢市内に入る頃から雪がちらつき始めた。映画の冒頭のような、しなしなとしたその雪の降り方におののきそうになる。


今回はメゾン・マルタン・マルジェラが金沢にブティックを出すと言うので、黒崎さんに誘って頂き鈴木編集長と取材に訪れた。目抜き通りの2階からの窓越しには向いの屋根に積もった雪が見えて、真っ白なマルジェラの内装といい具合にリンクしていた。

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今回の2月の金沢、これが僕にとってラッキーなタイミングだったのは21世紀美術館でホンマタカシの「ニュー・ドキュメンタリー」を見れたことだ。
4月から東京にも巡回するそうだけど、やっぱりあの白い美術館で見たかった。

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「ニュー・ドキュメンタリー」の冒頭を飾るのは、真っ白な雪に血の痕跡をとらえた「Trails」のシリーズの大きなプリントが埋め尽くす白い部屋で、外の雪の白との奇妙なシンクロがますます僕の感覚を狂わせたのかもしれない。

今回の展示はその会場ならではの趣向を凝らしたもので、あるいはそれのせいなのか、正直、僕は頭の中にいくつかのやきもきを残したままで会場を後にしなくてはならなかった。
「新しいドキュメンタリー」の言葉を、「写真」の「真」の文字を、どのように解釈するのかということなどを巡らせながら。
うまく編集、デザイン(もちろん服部先生です)された図録を手に、ホンマタカシ写真の威力を感じながら。
そんなわけで、僕は翌日にもう一度会場に足を運んで展示を見なおしたほどである。




そして今回の金沢で撮った雪の入った写真。
白の多い写真はどこまで白を白くするかという点がとても難しい。


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| photo: sk |
# by cherchemidi | 2011-02-14 17:55 | photo
et tous les jours...
アンリ・サルヴァドールとの一日。
もう一本フィルムが見つかりましたので、カシスでのクルージング、いくつか写真を追加しておきます。

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| Casiss, La Méditerranée 2001 | photo: sk |
# by cherchemidi | 2011-02-14 16:00 | photo
Il fait dimanche et tous les jours...
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| photo: sk |

アンリ・サルヴァドールの三回忌。
今年も例年の通り、岡本さんとワインを飲みながら夜を過ごした。
1月から予約して、氏がこの夜のために用意しておいてくれたのはその名も「ペタンク」というワインだ。


僕は今年、ちょっとした“酒の肴”を持参した。
かれこれ10年ほど前、取材で南仏カシスにあるサルヴァドール氏邸を訪ねた際の写真である。
去年古いフィルムを整理していたら出て来たのである。

一緒に行ったのはフォトグラファーのミシェルとコーディネーターのヒロミさん
その際にオリンパスのバカチョンカメラで撮った写真だけど、今見直すと意外にも鮮明なそれらの写真に、その時の記憶も鮮やかにがよみがえって来た。

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この話は以前にも書いたかもしれないが、何度でも繰り返そう。
カシスの港町でブイヤベースを頂いて、カランク巡りのクルージング、そしてサロンで突然の生のピアノ演奏…

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奇跡のような午後を過ごし、彼の家を後にしてホテルに戻り、まだ明るいうちからみんなで空けたバンドールのロゼワインの味さえも、はっきりとよみがえってくるようだ。

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あの高い笑い声と、やさしい歌声。
そして彼の歌を聴いていると、毎日がこんな日曜日だったらいいのに…なんて本気で思ってしまいそう。

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| photo: sk |
# by cherchemidi | 2011-02-13 23:55 | de la musique
Morceau du Jour
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ひさしぶりにアンファン・テリブルな一曲。
奇妙な演出のヴィデオで衝撃を受けた(vimeo)

若干16歳の初々しさをたたえながらも、そのふてぶてしくさえある無愛想な表情と渋い声。
エコーのかかりまくった悲しいギターの音に、すぐにDurutti Columnを思い出してしまうのだけど、さすがに「ヴィニ・ライリーの再来」とまで言い切ってしまうほど自信はない。
怖るべき子ども。

いずれにせよ今年最初に出会った素晴らしい音楽はこんな悲しいものだった。

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| Zoo Kid "Out Getting Ribs" |
# by cherchemidi | 2011-01-07 22:01 | de la musique



par 梶野彰一
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