c'est comme ça...
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「がんばって」

「きをつけて」

記者会見、取材、そしてステージで、繰り返し日本語でわたしたちを気遣うジェーン・バーキンは、本当に善意と行動の人だ。

コンサートで撮った写真はその夜すぐに通信社はじめ、報道各社に送らせて頂いた。
(そのコンサートの模様はUSTREAMのアーカイヴでも観ることができるので、是非)

今回はそのステージだけではなく、来日から帰国まで終始カメラとノートを片手にご一緒させて頂いた。
思い上がりじゃなければいいのだけど、なんとなく「今、自分にできること」を自覚しながらの日々だった。
彼女の思いをできるだけ、“拡声”するように伝えられたらうれしいと思う。

また公に記事に出来た際は告知させて頂きます。


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| photo: sk |

メルシー!
# by cherchemidi | 2011-04-08 12:50 | photo
"I JUST CAME TO SING"
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| photo: sk |

ジェーン・バーキンさんのお迎えで成田空港へ。
閑散とした空港を前に、この国の現状を改めて突きつけられたような気がした。

そんな中すべて自費で、マネージャーもミュージシャンも連れることなく、単身この国に降り立ってくれた彼女の行動力を考えると、それだけでありがたくなる。

入国の際のイミグレーション・カウンターでは「I JUST CAME TO SING」と言って、ビザの有無で入国の手続きにずいぶん時間がかかったそうだ。「私はただ歌いに来ただけなの…」、その言葉が耳に残った。



都内に着くと、着替えることもなく、荷物だけをホテルに置いて、そのままリハーサルへ。
14時すぎに入国したジェーンは17時すぎにはすでにマイクを手にしていた。



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| photo: sk |

今日の夜のチャリティ・コンサートは入場無料のうえ、急遽決まった企画のため会場にも希望のお客さんを受け入れるほどの十分な広さがない。結局、高い競争率の抽選になってしまったようだ。実際、応募していたという友人はほとんどが抽選に外れてしまったそう。
出来れば、彼女のこの慈善の意識を尊重するなら、もっと広い場所になるべく多くの人に集まって頂いて義援金を募る、というのが理想的…それは関係者も重々分かっているはずで、そこをとやかく言うのは止めにしたい。


今夜のコンサートに入場が出来なかったという方のために、とりあえず僕がこっそり伝えられるのは「本日(4/6) 16:30に渋谷公園通りのPARCO Part1の前でジェーンが募金活動を呼びかける予定があります…」ということくらい。彼女の行動力に賛同し、尊重して頂ける方は、どうか混乱にならないように落ち着いてお越しいただけると幸いです。
# by cherchemidi | 2011-04-06 11:23 | et cetera...
"Together For Japan"
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| Jane Birkin (c) PARCO |


現在の日本の状況に胸を痛めたジェーン・バーキンが慈善活動のために来日するという。
まずは、その核ともなるチャリティ・コンサートは明日4月6日(水曜日)に行われる。
ジェーン・バーキン震災復興支援コンサート『Together For Japan』
以下、詳細は日仏学院のホームページにてご確認下さい。

入場は無料ですが、事前の応募・抽選が必要となりますので、入場ご希望の方は本日(火曜日)16時までに詳細をご確認の上、ご応募ください。





「ジェーン・バーキンが来日する」という知らせが入ったのは木曜日の午後だった。
その数日前にはヴィデオ・レターを通してアカペラで『ラ・ジャヴァネーズ』を歌い、暖かいメッセージを届けてくれたばかりだったが、やはり「行動の人」である彼女はいても立ってもいられなかったようで、「何が出来るか分からないけれど、とりあえず日本に行く…」ということだったそう。

その旨は長い間ジェーン・バーキンのコンサートの日本での招聘・制作にあたっていた中西幸子さんから電話で伺った。ジェーンもその名前をよく口にする最も信頼を置く日本人のひとりである、あの「サチコさん」である。

今回の緊急の来日も、その中西さんと彼女が新しく籍を置いているパルコのスタッフのおかげで実現のものとなろうとしている。まずは、そのご尽力に感謝しつつ…。


先日サルコジ大統領が緊急来日した際に、ちょっと冗談めいて「今、日本に来てほしいにはサルコジではなく、ジェーン・バーキン…」みたいな本音をツイートしたら思いがけないほどの大きな反響があった。そしてポワソン・ダヴリル(4月の魚、エープリル・フール)と疑われてもおかしくないほどの急な展開で彼女の緊急来日のニュースが流れる。

日曜日、西麻布で『ゲンスブール・ナイト』という夜に川勝正幸さんからのお誘いでセルジュの音楽と魅力についてレコードをかけながらトークするという機会があったのだが、その最後に件のジェーンから日本の皆さんへのメッセージの日本語訳を読んだ。

——もう40年以上にもわたり、友情を育んできた日本の方々へ心から愛を送りたいと思います。
日本のオーディエンスの方が下さった声援を、ファンの女性が触れただけで泣き崩れた姿を、多くの方々に頂いた贈り物を、温かい想いを、私は忘れることはありません。



…読んではいたのだけれど、あまりに彼女の言葉にこもった気持ちが響いてきて、途中から胸が詰まって声が出なくなってしまった。無音にしてはまずいと、すかさず彼女の歌う『ラ・ジャヴァネーズ』のCDをかけたのだけど、もう僕は人前に立っていられず彼女の歌とともに僕らのトークショーは終わりになった。

ともかく、僕はより多くの人にそんなジェーン・バーキンの優しさ、善意の気持ちを伝えたい。
僭越なのですが、今回もジェーン・バーキンの日本での活動をオフィシャル・フォトグラファーとして記録させて頂くことになりました。
また、もちろんジャーナリストとしても彼女の言葉、行動を伝えたいと思っていますので、今後もフォローください。

今はとりあえず、彼女の勇気と行動力に感謝しながら、その心に触れられる時を待つばかりです。
# by cherchemidi | 2011-04-05 01:12 | de la musique
ki ko to wa

アトリエに戻っても机の上も本棚も散乱し、何から手をつけていいのか分からない状態だった。
一連の避難と帰宅による疲労というのは、やはり単なる言い訳かもしれないけれど、こんな時期なので、なんとなくいろんな仕事が停滞気味である。
パリ、ニュー・ヨーク、マルメ…まだ返事をしていないままの友人からの気遣いのメールも残っている。

三連休を合わせて計画していた、松山=広島=福岡=熊本の旅行も直前まで迷っていたけど、結局すべてフライトをキャンセルしてしまった。行こうと思っていた小さな映画館からは休館のメールが来ていた。
情報は欲しいけれど、テレヴィで繰り返される悲惨なニュースと「ぽぽぽ〜ん」のプロパガンダにもやや辟易する。
普段から積みっぱなしの本を手に取るにはいいタイミングかも知れない。

それとも文字を追いたくなったのは、月が大きくて眠れなかったせいか。
(あんなに短いのにも関わらず)ずっと読みかけだった朝吹真理子の「きことわ」を読み終えた。
日本の純文学めいたものはほとんど手に取らないけれど、彼女の可憐な様とそのヴェリー・フレンチなプロフィール(サガンの訳で知られる朝吹登水子さんを大叔母さまに持ち…など)を知ってどんな作品か興味を持っていた。
芥川賞の前のドゥ・マゴ文学賞の「流跡」から。

「きことわ」は冒頭から流麗で不思議な魅力にあふれた小説に引き込まれた。ひらがなや漢字の使い分けや、精緻なことばえらびが、まるで色を選んで水で滲ませていく水彩絵の具で描かれた絵を見ているような感覚で話が広がっていく。絵画的ではあるけれど、平面的ではなくて現実と幻想と夢と、時間軸や空間が入り交じって、あらすじや話ではないぼあっとした圧倒的空気を受け取ったような読書だった。
葉山のバスや逗子からの湘南新宿ライン、サントリーホール、Bunkamuraのドゥ・マゴ…そして極めつけにマニュエル・ゴッチングの「E2-E4」のレコード盤が出てくるなど、なにかと心をくすぐってくれた。

読書に逃避し、アトリエは片付かない。
月の明るい夜は過ぎ去って、生温い春の雨が降っている。

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| photo: sk |
# by cherchemidi | 2011-03-21 12:19 | monologue



par 梶野彰一
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