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La Ritournelle au Baron
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| Sebastien Tellier | photo: sk |

Paris、Le BaronでのLa Ritournelle の断片
by cherchemidi | 2008-06-30 22:58 | de la musique
Tour en Bleu
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| photo: sk |

昨年の夏からパリでの移動は専らヴェリブ(パリ市が運営するレンタル自転車)に頼ってしまっている。
それ以前はバスの路線とパス停を頭に入れるのが、ひそかな楽しみだったのだけれど、今では通りにあるヴェリブ・プールの位置を把握することに躍起である。

パリの街を自転車で走る——こんな単純なことで感動出来てしまう街も他にあまりないように思う。

夜のリヴォリ通りをまっすぐに西に向かう。コンコルド広場にさしかかって視界が広がるとエッフェル塔が見えてくる。それはちょうど夜10時で、エッフェル塔はキラキラときらめきはじめる。
コンコルド広場を通り抜けてシャンゼリゼへ。すでに7月14日のパレードの用意が始まっている。ライトアップされた凱旋門に向かって走り、フランクリン・ルーズベルトの駅の上、シャンゼリゼのロン・ポワンを車の間をさらりと縫ってモンテーニュ通りへと抜ける。モンテーニュの終点に近づくと大きなエッフェル塔が顔を出す。まだエッフェル塔はきらめき続けていて、つまりコンコルド広場から10分足らずでアルマ・モルソーに辿り着いたことを知る。

ヴェリブをプールに返却して、Le Baronへと向かう。
Le Baronを出て帰ろうとすると、日曜深夜のエッフェル塔は青く輝いていた。




青いエッフェル塔
Le Point
sarah colette

by cherchemidi | 2008-06-30 19:27 | et cetera...
Asnères-sur-Seine
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| Rue Louis Vuitton | photo: sk |

パリ北西の郊外、セーヌ川に沿った小さな町、アニエール・シュー・セーヌはスーラやルノアールの絵画で知られることが多いようだが、もうひとつ、Louis Vuittonのアトリエがあることも有名だ。

本日発売の honeyee.magの取材で、その工場と、つい15年前まで一族が住んでいたというルイ・ヴィトンの“メゾン”を訪ねた。
取材の様子は誌面にて。

驚いたのは工場の中で作業服で働いている人の中に、ヴィトン家6代目となるピエール・ヴィトン氏がおり、その彼はといえば、マーク・ジェイコブスさえ知らないような出で立ちの、ナチュラル・ボーン・クラフトマンな感じの男であったことである。驚いたというより感心した。

さらに驚いたのは朝からヴーヴ・クリコを飲みながら働いている職人がいたり、取材でおじゃましたはずなのに、その“メゾン”に常駐しているという、シェフによる絶品のフレンチのランチでもてなされたり…(もちろんヴーヴ・クリコも)という具合で、その後に待ち構える、トナカイとの生活を知る由もない、アニエールでの優雅な午後の時間がそこには流れていたのであった。

そんな中、釘の一本一本にいたるまで、完全に手作りのルイ・ヴィトンのトランクの製造過程を追う。これもまた貴重な経験をしてしまった。

その honeyee.magは今号より Amazonでも買えるそうです。
by cherchemidi | 2008-06-24 18:40 | à la mode
JALOUSE ROCKS PARIS
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週末のパリはJALOUSE ROCKS PARIS !!

LATE OF THE PIER、THE VIRGINS、BUMBLEBEEZ、CAZALS、SEBASTIEN TELLIER…。
Le Baron、ParisParis、Showcase、
3日間、3カ所、どの順番にサーキットするか、それが問題だ。

一番の楽しみはTHE VIRGINSだと言うと、またも意外!と返されるのは知っているが、
そもそもファッション・ウィーク中のパリの夜に、3日間も体力が持つのだろうか。
by cherchemidi | 2008-06-23 21:26 | de la musique
Photo du Jour
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| photo: sk |

l'été !
by cherchemidi | 2008-06-21 16:50 | photo
Frenchnéss
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| photo: sk |

18区、レコーディングの合間のインタヴューです
by cherchemidi | 2008-06-20 22:01 | de la musique
Dégel des Neigés
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| photo: sk |

ラップランドへの旅、つづき。

スノーモービルで3時間、雪の下から枯れ草のような草原がところどころに顔をだしている場所に着く。
このスノーモービルという乗り物が、意外にも運転に力の必要な乗り物で、例えば工事中のボコボコだらけの山手通り(神泉=初台間)をモペットで飛ばしているのとはまったく似て非なるスリルさえ感じてしまう。ずっと立ち乗りのまま、体重移動を繰り返し、斜面では片腕に相当な力をかけないと運転できない。

さて、ここにテントをたてて、キャンプするという。

パリのシャンゼリゼからまだ24時間も経っていないのに、僕らは真夏のような太陽が照りつけるオスロでの長いトランジットの午後を経て、そして見渡す限りの雪原に立っている。

雪解けの水が流れる河で、手で水をすくってのどを潤す。
草の上に積もっていた雪が解けたその水は、ほんのり草の味がする。
もちろん極限に冷たい。
最初はその草の匂いが気になっていたものの、後半にはその“草の味付け”においしささえ感じるようになってきた。

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テントをたてて、ようやく眠りについたのは朝の7時をすぎていたと思う。
就寝時間は意外に南青山と変わらないかもというのは、冗談ではないが、やはり沈まない太陽はどこまでも気持ちを上げてくれるのであろうか。

床にはトナカイの毛皮が敷き詰められたテント。
寝袋が手渡され、「ここで2泊する」という言葉を聞いたとき、正直、僕は気が遠くなった。この雪の中で果たして僕はサヴァイヴできるのであろうか?と。

「最も暖かいアウター持参」という指令を受け僕が着ていたのは、やはりディオールの革ジャンで、“北極圏でもディオール”を貫こうという僕には、さすがに同行の編集長も閉口しっぱなしであったが、本当に革ジャンの暖かさを実感したのもまた事実。
(実際は優しき編集長が、アウトドアな装備を一切持ってない僕のためにと、自らの荷物の中に用意してきてくれたダウン・ジャケットを重ね着という荒技で寒さをしのいだよ)


(つづく)
by cherchemidi | 2008-06-19 14:17 | photo
Des Histoires Vraies
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CHANEL MOBILE ARTは好評につき、7月4日の最終日までの予約がすぐに埋まってしまったそうで、改めて再度訪れようと思っていたら、予約がとれなくなっていた。

さて、先日のオープニング・プレヴューの際の“本当の話”。その覚え書き。
またはクロワッサン狂想曲(ラプソディ)。

その展覧会のプレヴューは、ちょうどエントランスでお会いした林 央子さんとFIGARO編集部のK女史と、なんとなく一緒にその3人で巡ることとなった。日本で数少ない本当の意味でのジャーナリストだとかねてより敬愛している林 央子さん。“なんとなく”、というのはおたがい1分ずつずれたガイドに従いながらのプレヴューであったからである。

4、50分ほどでプレヴューは終了。個人的な好みはレアンドルとソフィ・カルというのは、まあ、ご想像の通りであるが、なんといっても素晴らしいのはその器、ザハ・ハディットによるモバイルな建築物であろう。代々木体育館の脇という立地も丹下健三のレトロ・フューチャーなあの建築ともやけにマッチしている気がした。
林さんはその午後、FIGARO誌のためにレアンドルの取材をするとのこと。本当はソフィ・カルにも取材を申し込んだのだが…という。

そんな話をしながら、一緒にランチにでもと、ゲートを出たときであった。すぐ脇においていた自分の自転車に近づいてみると、その前かごに見覚えのない白い紙袋が入っている。覗き込んでみると中にはクロワッサンがひとつ。以前より“フランスパンがお似合いね”などと嘲笑されたこともあるその僕の自転車の籐のかご。もちろんクロワッサンも似合わなくもないのだが、それにしたって、あまりに唐突な“プレゼント”だ。クロワッサンはみるからにおいしそうな焼き色で、さらによく見てみると一緒にいくつかの紙切れも入っている。

その白い紙袋は、今回のMOBILE ART展に参加されているアーティストや関係者が滞在しているという新宿のホテルのブランジェリーのものであり、中に散らばって入っていた紙切れは何枚かのタクシーの領収書と新宿歌舞伎町の住所と電話番号が記されたメモ。その歌舞伎町の文字はところどころ震えていたり、間違っていたり、ちょっと日本人離れした筆致である。さらにフランスの銀行のATMで現金を引き出した際に出てくるレシート、裏には地図のような、ただの落書きのような、四角と点が書かれている。それからタイのリゾートホテルのメモ帳にも何か書かれている。

そこまで3人で確認して「これは今回のアーティストか関係者の誰かが、朝食用にホテルで包んでもらったクロワッサンを入れた紙袋を片手に、タクシーでこの会場のオープニング・プレヴューに駆けつけ、その入り口の前で誰かに会った彼(彼女)が、挨拶する際にちょうど脇にあったその自転車のかごに、“置いて”そのまま忘れてしまったのではないか。フランスの銀行口座とクロワッサンからやはりフランス人でしょう」というような想像を巡らせてみた。

同時にすぐに思いついたのは、「もしかしたらソフィ・カルに近くで観察されているんじゃないか」という妄想。一応きょろきょろと周りを見回してもみた。結局、物陰からのぞくソフィ・カルを発見出来るわけもなく、僕らはゲート脇の植え込みの上にそっとその袋を置き去りにしてその場を去ってしまった。

それから表参道でランチを一緒しながらも、実はその白い紙袋とクロワッサンのことは何度か話題に上るほど気になってしまっていた。それで、ランチの後、林さん、K女史のお二人はレアンドルの取材へと向かわれるわけであるが、僕の自転車はついつい代々木体育館脇へと戻っているのであった。やはりあの中身が気になって仕方がなかったのである。あまりにクロワッサンがおいしそうだったからでは決してない。はたして約1時間半ほど前に僕の自転車のかごから出されたその白い袋は、無事にその場に滞在していた。そして再びその自転車のかごの中に収まってしまったわけである。

それは5月の30日の出来事。その夜はCHANELのパーティでJOAKIMとシャンパーニュを楽しんだ。

さて、クロワッサンといくつかの紙片は、アトリエに放置したまま、僕は旅に出てしまった。やっぱり誰かのアートな行動であったかもしれない、というかすかな望みは捨てないままで。結局、パリ=北欧の旅からアトリエに帰ってきて、乾燥しきったクロワッサンは捨ててしまったのだけど。約2週間と少しが過ぎ、僕らはソフィ・カルからの監視は受けていなかったようだと思い出す。
以上、この話にオチはない。

クロワッサンはさておき、もしかしたら結果として、そのメモと領収書をなくしてしまったフランス人を困らせてしまったのではと、少しだけ反省もしたが…。セ・ラ・ヴィ。

ちなみにその歌舞伎町の住所と電話番号は、東京を訪れるフランス人にはもっぱら有名なゴールデン街のあのバーのものであった。


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もうひとつ余談。その日の林 央子さんとの話題では“エレン・フライス”のことが何度か出てくるわけであるが、その夜に僕は“オリヴィエ・ザム”と会うことになっていたという奇遇もあった。いよいよ休刊になってしまったというPurple Journal、そして相変わらずとばしていくPurple Fashion。かつて多感な時期の僕に多大な影響を与えたPurpleのことを、年に何度か思い出す。 Purple Anthology はまだ買っていない。
エレン・フライスはパリに愛想を尽かし、リオ・デジャネイロに旅立ってしまったのだという。
by cherchemidi | 2008-06-16 16:29 | et cetera...
ATTACK - DECAY - SUSTAIN - RELEASE
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| SIMIAN MOBILE DISCO | photo: sk |

単独でのツアー来日。
ステージ中央の機材の載った丸いテーブルの周りを二人が囲むライヴ・セット。
告白すると昨年のFUJIでは、JUSTICEの直前の気もそぞろな状態で、バックステージ脇から少しのぞいた程度であった。それでもその丸いターンテーブル(そう、確かに昨年はそのテーブルがゆっくりと回転していたはずだ…)を配して、機械いじりを楽しむかのようなステージは痛快であった。
「IT'S THE BEAT」のライヴ・ミックスはあのハイなシンセサイザーの音に否が応でもアガってしまうのであるが、何よりもその照明。ファインダー越しでも倒れそうな光量のフラッシュ! あのライティングの中で高速連射なんてしてしまっては真っ白な写真と真っ黒な写真が交互に記録されるだけである。

昨年は彼らのアルバムをよく聴いていたけど、今年はSIMIANのもう一人によるTHE BLACK GHOSTSのアルバムをよく聴く。明快!

今日のiTunesMusicStore。SMD、なぜかアルバムはなく「IT'S THE BEAT」もシングルはないのだけど、最新シングル「Clock Ep」と、THE BLACK GHOSTSのアルバム。おすすめはデビューシングルのB面という名曲の定位置に居座っていた「Something New」


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| SIMIAN MOBILE DISCO | photo: sk |
by cherchemidi | 2008-06-13 22:16 | de la musique
Photo du Jour
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| Alta, Norway | photo: sk |


写真はノルウェイ、アルタ空港にて。
北欧で「かもめ」を撮るとは、ちょっと恥ずかしい。
先日の壮絶な雪上日記が、意外にも好評でしたので、またあらためて続きを書くことにします。




それから…、
先日インフォをアップしておりました Hedi Slimane の来日は急遽キャンセルとのこと。
今朝メールを受けたので、削除しました。またも、なかったことに。
今年頭の個展も直前で中止になってしまったのだけど、その理由は、
「ギャラリーの真ん中にテーブルがあったから」といういかにもエディらしいものだったとか。
by cherchemidi | 2008-06-12 15:17 | photo



par 梶野彰一
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