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LOOK 8
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| SLACK 2008 SS | photo: sk |

SLACK、今回はこの"OVER AND OVER" のグラフィックも作らせて頂きました。
グラフィックにしても、洋服にしても、レコードジャケットにしても、グリーン系の色についつい反応してしまっていたのは僕だけではなかった。HOT CHIPのクリップを見るまでもなく…(笑)。
基本、白、黒、グレーを越える配色は存在しないという絶対的な美観の中、差してもいいのはゴールドとピンク…という揺らがぬ配色パターンがあり。
そんな中でも、ファッションやグラフィックにおいて色のブームというのはほんのり起きるもので、ちょっと前はそれが赤だったのだけど、赤いラコステでも(ワニのマークはシルバーのやつ!)と思ったまま、ポロシャツの季節は終わってしまった。
で今差すのならやっぱりグリーンなんだろうけど、(いえ、実はひっそり狙っているのはターコイズ・カラーです)、いまひとつ自分に似合うアイテムが見つからないまま、相変わらずの黒かグレーの配色で秋を迎える。30代後半にしてニュー・レイヴな配色で原宿を歩こうとは思わないのです。スーパー・コンサヴァティヴ。
先日、日本の某ファッション誌の見出しに「流行色は黒以外…」というような文字がおどっているを見つけてしまったときは、僕は自分を全否定されたような、妙にすがすがしい気になったものである。
by cherchemidi | 2007-09-28 14:47 | à la mode
Photo du Jour
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| photo: sk |

パリにいるわけではないのだけど、にわかに夜の空気が涼しくなったものだから、セーヌを思い出してしまった。(そもそも東京にいてほとんど人と会わない時はパリのことしか考えていないのです…)
今年の夏は総じて夏らしくなかったというパリではあるが、7月だというのにセーヌ沿いを歩いている時の夜の寒さといったら、まるでちょっとした冬のはじめのようだった。
東京では誰もがグローバル・ウォーミングを懸念せざるを得ないような酷暑だったけれど、パリではその陰鬱な寒さによって、環境の異変を案じていた。友人のパリジャンたちはいつもより長く南の太陽の下で過ごした。
by cherchemidi | 2007-09-28 04:18 | photo
Sexual Sportswear
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| Sébastien Tellier | photo: sk |

(Sébastien Tellier 再びつづき)

まだ夏の日差しが眩しい午後に僕はモンマルトルの裏、Record Makersを訪ねた。
ここ数年でパリの音楽ビジネスの中心は一気に18区に移って、この周辺は多くのレーベル、レコード会社、ディストリビューターが集まるエリアとなった。
約一年ぶりにここを訪れた目的はただひとつだ。Sébastien Tellierのニューアルバムが完成したから、まずは聴いてほしいとお誘いを受けたのである。7月、その時点ではフランス人のジャーナリストでさえ誰一人として聴いていない段階だ。このご時世にして、そのタイミングではそのアルバムの音源をCDRで渡してくれるわけはない。僕は95番のバスに乗ってモンマルトルを越える。

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| MTDC | photo: sk |

もう何年来の友人になるだろうか、僕の最も敬愛するプロデューサーのマーク・テシエはいつもクールに僕を迎えてくれる。Record Makersの創設者であり、それより以前にPhilippe AscoliとともにSOURCEを作り上げたメンバーである。そしてエール、フェニックス、セバスチャン・テリエを世に送り出したという実績はその信頼を揺るぎないものにしている。
もともとはブランジェリだった店舗の壁をそのまま残したオフィスは奇妙にチャーミング。奥の黒い壁の静かな部屋はミーティング・ルームでもあり、リスニング・ルームでもある。さっそく、革のソファに深く腰をかけさせられ、アルバムの簡単な解説を受ける。
西海岸のマスタリングから届いたばかりのマスターCDを、今時珍しく重厚なCDプレイヤーに無造作にセットする。スピーカーの位置を細かく調整してくれたあとに、マークはプレイ・ボタンを押した。

アルバムのタイトルは「SEXUALITY」。そのタイトルの通り、官能的なセバスチャン・テリエの音楽が60分流れ始めた。前作のセッション・アルバムはピアノとギターだけのシンプルな構成で歌を聴かせるアルバムだったのに対して、「Politics」以来の3rdとなるこのアルバムはセバスチャンなりのエレクトリック・ミュージックとシャンソンの融合を試みている。いや、その方向性はデビュー・アルバムから全く変わっていないのである。では今回、何が変わって、何がすごいのか。もったいぶらずに種明かしをしよう。このアルバムのすべてのトラックはダフト・パンクのギィ・マニュエルによるプロデュースである。そこはかとなく胸を揺さぶるようなセバスチャンのメロディが、いかにもギィ・マンの鳴らす80sテイストの軽薄なエレクトリック・サウンドと融合して、そこに新たな世界が広がるのだ。
あああ、ここにセバスチャン・テリエの実に4年ぶりの新たな世界が幕を開くのを感じる。

そのアルバムからの1曲「Sexual Sportswear」は、本日より彼のMYSPACEにて公開された。
シングルは10/18にリリースされ、ED BangerのSebastiAnのremixも収録されている。

そのソファーでの60分はあっという間に過ぎ去ってしまった。もちろん、今一度しか聴けない…という焦りのようなものもあったのだけど、単調にしかし深く深くと曲が進んでいくにつれ、それは、もはや抜けられない陶酔の感覚の中を泳いでいるような気分であった。


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実はギィ・マンがセバスチャン・テリエのアルバムをプロデュースしている…という話は昨年の冬に聞いて楽しみにしていたのであるが、正直、それがこんなに早く聴けるとは思いもしていなかったのだ。
お聴きの通り、この「Sexual Sportswear」にはセバスチャンの声はない。
これは序章にしか過ぎないのであり、来年2月にリリース予定というアルバム「SEXUALITY」では、その強力な彼らの世界に溺れさせられるのは間違いない。「SEXUALITY」は、これまでの彼のアルバムの中で最も強力で歪なパワーと芳香に満ちたものであったことだけは、ここで前もって伝えておく。




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by cherchemidi | 2007-09-26 22:36 | de la musique
LOOK 2
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| SLACK 2008 SS | photo: sk |
by cherchemidi | 2007-09-26 00:07 | à la mode
LOOK 1
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| SLACK 2008 SS | photo: sk |
by cherchemidi | 2007-09-25 15:03 | à la mode
Photo du Jour
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| HAKONE | photo: sk |
箱根の秋。
by cherchemidi | 2007-09-25 14:24 | photo
Photo du Jour
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| photo: sk |
by cherchemidi | 2007-09-20 10:53 | photo
La Ritournelle
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| Sébastien Tellier | photo: sk |

(Sébastien Tellier つづき)

その夜、セバスチャンはリッケンバッカーを抱えてステージに登場した。
バックにドラム、ベース、キーボードの3人のバンドを従え、60分ほどのコンサート。

セバスチャンは貴公子…というよりも奇行師…である。
それがどこまで意図的なもので、どこまで演出なのかは定かではないが、
ナイーヴで気難しい男であることは間違いない。

セバスチャンが奇行師なら、オーディエンスもかなり変わっているようだ。
その夜、最前列に陣取っていた中年夫婦は、なぜか二人そろって裸足でコンサートを観賞していた。そしてコンサートの終盤、目玉であろう「La Ritournelle」のイントロが始まったかと思うと、おもむろにリュックから靴下と靴を取り出した。そしてその場にしゃがんで靴下、靴を履いたかと思うと、そそくさとオーディエンスをかき分けて後方へと去っていってしまったのである。

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さて、「La Ritournelle」は言わずと知れた名曲で、2003年以来、これを超える美しい愛の歌は生まれていないと、僕はいろいろなところで書いてきた。その言葉はいまでも有効である。
生でこれを聴いたのはおそらく2年半ぶりだ。
セバスチャンが鍵盤に向かい、背筋を伸ばした瞬間に直感的に「La Ritournelle」が演奏されるのが判って僕の気持ちは昂った。
その夜はステージの前で撮影させてもらっていたのだけど、実はその際に小さなハンディカムも固定しておいた。その様子はこちら
9分に及ぶ名演。そのうち半分がイントロで、タイトル通りのRitournelleである。
そして彼の歌う英語の詞が美しすぎるのだ。言葉だけで胸が締めつけられるよう。

Oh nothing's gonna change my love for you
I wanna spend my life with you
So we make love on the grass under the moon
No one can tell, damned if I do
Forever journeys on golden avenues
I drift in your eyes since I love you
I got that beat in my veins for only rule
Love is to share, mine is for you

こんなデリケートなラヴソングを歌い終わった瞬間、ステージで腕立て伏せをするのは彼なりの照れ隠しであろう。そしてまたすぐさま煙草に火をつけるのだ。

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| Sébastien Tellier | photo: sk |


(もう一回つづく)
by cherchemidi | 2007-09-19 02:37 | de la musique
Photo du Jour
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| photo: sk |
by cherchemidi | 2007-09-18 20:09 | photo
Makuhari Toute La Nuit
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| fai10, Makuhari | photo: sk |

幕張メッセでのfai10周年。サブタイトルにもある通り、ニッポンジン襲来のフェスティヴァル。
18:00から朝の6:00まで、2つの大きなステージの全33アーティストのオフィシャルの撮影を無事こなしました(去年まではDJで誘ってもらってたはずでしたが…)。なんといってもオフィシャルのフォトグラファーは僕ひとり。撮り逃し厳禁のゆるやかなプレッシャーの中、12時間、計7000枚、30ギガ…に及ぶ撮影。途中何度か気力が切れかけそうになったときは、欽ちゃんの24時間マラソンを思い出して頑張りましたよ。
普段よりニッポンジン音楽にはまったく無縁の僕ですので、DJ OZMAはDJではなかったことを知ったり、パリやfaiでしかお会したことのないリョウジさん(ケツメイシ)が大スターであることを知ったり、今さら初めてスカパラのステージを観たり、と、いろんな衝撃やら刺激に満ちた一夜でありました。何より、メッセの両端にあるステージの間をときにはダッシュで何往復したことか、そんな部活のようなストイックな試練を最後まで果たすことが出来た自分に驚きました。
写真はいつものスタイルでいいので…とfaiさんより依頼されましたので、暗く暗くなっておりますが、ファンのみなさま、ご了承ください。
出演されたアーティストのみなさん、おつかれさまでした!
そしてfai10周年、おめでとうございました!
最後に1年も前から構想し、実行された虻川さん、ご苦労様でした。
by cherchemidi | 2007-09-17 19:45 | de la musique



par 梶野彰一
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