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"Together For Japan"
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| Jane Birkin (c) PARCO |


現在の日本の状況に胸を痛めたジェーン・バーキンが慈善活動のために来日するという。
まずは、その核ともなるチャリティ・コンサートは明日4月6日(水曜日)に行われる。
ジェーン・バーキン震災復興支援コンサート『Together For Japan』
以下、詳細は日仏学院のホームページにてご確認下さい。

入場は無料ですが、事前の応募・抽選が必要となりますので、入場ご希望の方は本日(火曜日)16時までに詳細をご確認の上、ご応募ください。





「ジェーン・バーキンが来日する」という知らせが入ったのは木曜日の午後だった。
その数日前にはヴィデオ・レターを通してアカペラで『ラ・ジャヴァネーズ』を歌い、暖かいメッセージを届けてくれたばかりだったが、やはり「行動の人」である彼女はいても立ってもいられなかったようで、「何が出来るか分からないけれど、とりあえず日本に行く…」ということだったそう。

その旨は長い間ジェーン・バーキンのコンサートの日本での招聘・制作にあたっていた中西幸子さんから電話で伺った。ジェーンもその名前をよく口にする最も信頼を置く日本人のひとりである、あの「サチコさん」である。

今回の緊急の来日も、その中西さんと彼女が新しく籍を置いているパルコのスタッフのおかげで実現のものとなろうとしている。まずは、そのご尽力に感謝しつつ…。


先日サルコジ大統領が緊急来日した際に、ちょっと冗談めいて「今、日本に来てほしいにはサルコジではなく、ジェーン・バーキン…」みたいな本音をツイートしたら思いがけないほどの大きな反響があった。そしてポワソン・ダヴリル(4月の魚、エープリル・フール)と疑われてもおかしくないほどの急な展開で彼女の緊急来日のニュースが流れる。

日曜日、西麻布で『ゲンスブール・ナイト』という夜に川勝正幸さんからのお誘いでセルジュの音楽と魅力についてレコードをかけながらトークするという機会があったのだが、その最後に件のジェーンから日本の皆さんへのメッセージの日本語訳を読んだ。

——もう40年以上にもわたり、友情を育んできた日本の方々へ心から愛を送りたいと思います。
日本のオーディエンスの方が下さった声援を、ファンの女性が触れただけで泣き崩れた姿を、多くの方々に頂いた贈り物を、温かい想いを、私は忘れることはありません。



…読んではいたのだけれど、あまりに彼女の言葉にこもった気持ちが響いてきて、途中から胸が詰まって声が出なくなってしまった。無音にしてはまずいと、すかさず彼女の歌う『ラ・ジャヴァネーズ』のCDをかけたのだけど、もう僕は人前に立っていられず彼女の歌とともに僕らのトークショーは終わりになった。

ともかく、僕はより多くの人にそんなジェーン・バーキンの優しさ、善意の気持ちを伝えたい。
僭越なのですが、今回もジェーン・バーキンの日本での活動をオフィシャル・フォトグラファーとして記録させて頂くことになりました。
また、もちろんジャーナリストとしても彼女の言葉、行動を伝えたいと思っていますので、今後もフォローください。

今はとりあえず、彼女の勇気と行動力に感謝しながら、その心に触れられる時を待つばかりです。
by cherchemidi | 2011-04-05 01:12 | de la musique
Requiem pour Gainsbourg
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3月2日、今週の水曜日はセルジュ・ゲンスブールの20回目の命日。
そんな夜にはしんみりというよりも賑々しくセルジュの音楽にまみれて過ごしたいという急な思いつきで、パーティを企画しました(先週の月曜日に)。
まずは突然声をかけさせて頂いたにもかかわらず、快諾頂いたDJ、ミュージシャンのみなさんに心より感謝を申し上げたく…。
そして事前の僕の勝手な妄想ではありますが、以下の感じでプログラムでDJとミニライヴを交えた夜を考えています。

小西康陽さんによる「ジャズと自動車事故、あるいはイエイエの時代に」なDJ
常盤響さんによる「シー、セックス&サン」なDJ
猫沢エミさんによる「ゲンスブール・パーカッションとその周辺」なライヴ
川勝正幸さんによる「祖国のゲンスブールの子供たちへ」な選曲
青野賢一さんによる「デカダンスはレペットで」なステップ
HARVARDのお二人による「ゲンスブール・アンダー・アレスト」なライヴ
CHIHIROくんによる「シャルロット・フォーエヴァー」な選曲
AVALON MARUくんによる「ラヴ・オン・ザ・ビート」なミックス
梶野彰一による「キャベツ頭」な妄想

それから、スクリーンには終始ゲンスブールの貴重な映像を流しておきます。

セルジュ・ゲンスブールを愛する皆様はもちろん、死後20年経ってもいまだ多くのアーティスト、フランス好きに絶大で熱狂的な支持を得るゲンスブールってどんなオヤジなのか少々興味はあるのだけど…という皆様も、ぜひこの夜の集いに足を運んで頂ければ幸いです。
22:00〜朝まで。東京で一番サンジェルマン・デプレに近い、南青山 Le Baron de Paris にて。

上のフライヤーの画像を呈示(プリントアウトでも携帯などでの呈示でも可)でエントランスが半額の¥1,500(w/1D)になります。またゲストリスト希望の方は梶野までメールください。
by cherchemidi | 2011-02-28 20:13 | de la musique
Il fait dimanche et tous les jours...
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| photo: sk |

アンリ・サルヴァドールの三回忌。
今年も例年の通り、岡本さんとワインを飲みながら夜を過ごした。
1月から予約して、氏がこの夜のために用意しておいてくれたのはその名も「ペタンク」というワインだ。


僕は今年、ちょっとした“酒の肴”を持参した。
かれこれ10年ほど前、取材で南仏カシスにあるサルヴァドール氏邸を訪ねた際の写真である。
去年古いフィルムを整理していたら出て来たのである。

一緒に行ったのはフォトグラファーのミシェルとコーディネーターのヒロミさん
その際にオリンパスのバカチョンカメラで撮った写真だけど、今見直すと意外にも鮮明なそれらの写真に、その時の記憶も鮮やかにがよみがえって来た。

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この話は以前にも書いたかもしれないが、何度でも繰り返そう。
カシスの港町でブイヤベースを頂いて、カランク巡りのクルージング、そしてサロンで突然の生のピアノ演奏…

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奇跡のような午後を過ごし、彼の家を後にしてホテルに戻り、まだ明るいうちからみんなで空けたバンドールのロゼワインの味さえも、はっきりとよみがえってくるようだ。

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あの高い笑い声と、やさしい歌声。
そして彼の歌を聴いていると、毎日がこんな日曜日だったらいいのに…なんて本気で思ってしまいそう。

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| photo: sk |
by cherchemidi | 2011-02-13 23:55 | de la musique
Morceau du Jour
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ひさしぶりにアンファン・テリブルな一曲。
奇妙な演出のヴィデオで衝撃を受けた(vimeo)

若干16歳の初々しさをたたえながらも、そのふてぶてしくさえある無愛想な表情と渋い声。
エコーのかかりまくった悲しいギターの音に、すぐにDurutti Columnを思い出してしまうのだけど、さすがに「ヴィニ・ライリーの再来」とまで言い切ってしまうほど自信はない。
怖るべき子ども。

いずれにせよ今年最初に出会った素晴らしい音楽はこんな悲しいものだった。

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| Zoo Kid "Out Getting Ribs" |
by cherchemidi | 2011-01-07 22:01 | de la musique
JAMAICA de PARIS
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| photo: sk |

When Do You Wanna Stop Working...

JAMAICA、初の単独ツアーをオフィシャルで撮影させてもらいました!
(オフィシャルで納品したのは、ちゃんとしたカラーのものです)

彼らのステージを見るのは昨年のパリ郊外でのSolidays以来。
残念ながらフロはUSツアー以降、病気のためしばらく休養中だとか。急遽、朋友Chateau Marmontのギヨームがメンバーとしてツアーをまわっている。
10月のNY、マディソン・スクエア・ガーデンのバックステージでも彼らに会ったのだけど、すでにフロはツアーから離脱していた。長い不在だけど、大丈夫かな?
いずれにせよPoney Poney時代から彼らのステージを見ている者としては、「We are Jamaica from Paris」(フランス的には笑うとこです)というお約束にも慣れてきて、そんな場数をこなした成長ぶりは頼もしくもあった。
by cherchemidi | 2011-01-07 21:39 | de la musique
Funky Square Garden
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| Daft Punk & Phoenix, Madiosn Square Garden NY | photo: sk |

マディソン・スクエア・ガーデンでのライヴか決まってから何度も誘われ続けたNY。
ライヴの前日にリハーサルをのぞきに行って驚いたのは、そこにギィ=マンとトマ・バンガルターがいたことである。
ブランコは何も言わず、ウィンクをしてみせた。

HARDER, BETTER〜、TOGETHER、おなじみのDAFTのフレーズがPHOENIXの「If I Ever Feel Better」「1901」にミックスされたその瞬間は、いったい何が起きているのか、目をこすりたくなるような瞬間が何度も訪れる。
そしてもうファインダーをのぞいている場合ではない。フロアに飛び込んでしまいたかったほどである。
これは僕の初めてのNYへのいいエクスキューズ以上の素晴らしい思い出となった。
またしてもサプライズをありがとう!
by cherchemidi | 2010-10-22 01:41 | de la musique
The Grudge
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| Chilly Gonzales | photo: sk |

9月、待望の初の来日公演は彼が長年続けているPiano Showというスタイルでのステージだった。
笑いを誘うトーク、音楽的解説と実演、美しく感動的な旋律、そして例えばニューアルバム「Ivory Tower」からの「The Grudge」(恨み)にも象徴されるようなショービズへのアイロニックな姿勢を一回転と半分くらいにヒネったようなポジティヴな姿勢。
Gonzalesというとても複雑なアイデンティティをほんの一時間あまりのステージで理解するのは到底無理だろうけれど、単純に彼の奏でるメロディに耳を傾けているだけでとても贅沢な時間だった。
東京での2つのステージ、そして名古屋でのLVパーティと同行・撮影させて頂いてとてもうれしかった。
あまり公になっていないけど、彼を日本に呼んでくれたことを感謝したい。「メルシー Louis Vuitton!」

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彼の来日公演の翌週、僕はパリにいて彼が主演・制作した映画「IVORY TOWER」の上映会に誘ってもらった。モンマルトルの裏の「Cine 13」。以前誰だったかのコンサートもここで見たことがある劇場で、そう、Gonzalesがあのギネスの最長演奏記録を達成したのもこのステージだった。

その映画はチェスのコンペティションと家族の関係を描いた、なんとも奇妙なテイストのシニカル・コメディで、なんといっても主演にGonzales、脇を固めるのがTiga、Peaches、Feist…というおなじみのカナダ〜ベルリン人脈。そして全編にアルバム「IVORY TOWER」がサウンドトラックのように流れている。いやもしかしたら本来このサウンドトラックとして作られたアルバムだったともいえる。果たしてこの映画が日本語の字幕とともにスクリーンに写されることあるのか…期待したいところ。
ステージだけじゃない、YouTubeレベルのショート・ムーヴィも含め、彼のエンターテインメントの幅は本当に計り知れない。笑いだけでなく感動的に気持ちを揺さぶるのだから本当に素晴らしいと思う。

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| photo: sk |

さっそく早くも11月、今度はAIR FRANCEのおかげもあって、再来日が決定(※)。それも今回はドラムにこれまた朋友Mockyを迎えて!

そして9月にインタヴューした記事はこちらにアップされました。
彼の「フレンチ観」といったあたり、かなり僕の偏った質問が続いているような気もしますが、是非読んでみてください。

実は以前から「セバスチャン・テリエとGonzalesはあまり仲が良くない…キャラがかぶっているから…」という話だけは聞いていたのだけど、このインタヴューの前夜にちょうどRecord Makersのマークと話していて「Gonzalesにテリエについて聞くのは失礼かな?」と相談したところ、「彼はそれを嫌うような人間じゃないだろうし、むしろ、喜んで面白い回答をくれるはず。他にそんな質問を投げるジャーナリストもいないだろうし、聞いてみなよ」と勇気づけてくれたというエピソードもあった。
by cherchemidi | 2010-10-13 13:54 | de la musique
Morceau du Jour
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| Antony & The Johnsons "Swanlights" |


Antony & The Johnsons ニューアルバム。
始まりから美しい"Ghost"。


(Amazon)
by cherchemidi | 2010-10-13 11:12 | de la musique
Record Collection
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| mark sonson | photo: sk |

少し前、マーク・ロンソンの撮影をした。
記事はhoneyee.comにて。
その話より何より、僕はその金ボタンのダブルのブレザーがどこのものか知りたくて仕方がなかった。

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| Mark Ronson & The Business Intl. "Record Collection" |

(Amazon)
by cherchemidi | 2010-10-04 18:14 | de la musique
Morceau du Jour
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| Chilly Gonzales"Ivory Tower" |

THIS IS EUROPE, Chilly Gonzales !!!
2010年のユーロ名盤。

(Amazon)
by cherchemidi | 2010-08-04 15:59 | de la musique



par 梶野彰一
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