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cirque d'hiver
3区、Filles du Calvaireにある「CIRQUE D'HIVER」(冬のサーカス)。
その名とは異なってそのサーカス小屋はテントなんかじゃなく常設の立派な建物である。
150年もの歴史があるというから驚きだ。

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ファッション・ウィークはほとんどこの北マレ周辺にいるし、以前から縁のあるFilles du Calvaireの駅の目印にもなる大きなサーカス小屋はずっと気になってはいたのだが、ついにこの週末、パリでの展示会をお手伝いさせてもらっているroargunsクリューとそのサーカスを観に行くことになった。

ライオン、ピエロ、白馬、空中ブランコ…、クラシックな会場でのクラシックなサーカス。「シルク・ドゥ・ソレイユ」ほどの一大スペクタルではないけど、ピエロが子供たちを笑わせるような典型的なシーンはどこか懐かしくさえある。
(さらに馬に関しては、おととしの「Zingaro」の素晴らしき記憶があるから、なんともいえない…)

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チケットは連日完売で、週末の夜のチケットをおさえるのは容易ではなかったほどだったが、途中休憩もはさんでたっぷり3時間弱、その人気もうなずけるエンターテインメントの古典を楽しんだ。
by cherchemidi | 2010-01-27 02:24 | et cetera...
Air France Obsession
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「AIR FRANCEに乗った、ひさしぶりに」というのは、フランスかぶれにあるまじき発言であるのだが、これは事実である。
マイレージの問題だけではない。実際のところ、数重なる「オーバーブック」などの被害を被ってきた身としては、日本とフランスの往復には日本の航空会社のほうが安心という結果に落ち着いた。それでもやっぱり時々はAIR FRANCEに乗る。

ミラノ=パリの移動で乗ったAIR FRANCEでは搭乗するなりイタリア語よりまず先にフランス語のアナウンス、という時点で安心してうれしくなったのだけど、さらにそのアナウンスが終わって離陸前に機内で流れていたのはKings Of Convenienceの「24-25」だったし、到着してすぐに流れたのはAIRの「Sing Sang Sung」だった(うそじゃないよ)。


それから(初めて知ったように書くけど)ミラノというのはイタリアのずいぶん北の方にあって、ほんのすぐ北にはもうフレンチアルプスの高い壁がそびえている。
ミラノを飛び立ってすぐに眼下の厚い雲の間にから壮大なフレンチアルプスの姿が広がったのを目にしたときは感動した。
いつかその偉大な山々を、上からじゃなく、タカシホンマのように間近でシャッターを切ってみたいものだ。
これは僕だけじゃないようだけど、なんだか去年辺りからやたらと「山」が気になる。
タカシホンマやヒロキナカムラという文脈から「山が気になる」…なんていってしまうのはなんというか、まあ、表層的すぎるのは分かっているけど。(ぼくが、串田孫一で「山」じゃあないでしょう)


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| photo: sk |
by cherchemidi | 2010-01-23 19:45 | et cetera...
les marionnettes
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| photo: sk |


日曜日の午後、フェニックスのブランコから電話があってソルボンヌで会った。
昨年の秋のZENITH以来の再会。冬の朝の太陽が素晴らしい日で、僕はそれだけでとても良い気分だったのだけど、カフェで二人でとりとめもない話をしていると、ラジオからクリストフの60年代の名曲「マリオネット」(iTunes)が流れてきて、ふと会話を止めてしまった。



以下、「マリオネット」から連なってあふれる、おぼえ書き程度のエトセトラ。

クリストフといえば、今も“現役の”偉大なアーティストである。テリエが彼の「La Dolce Vita」(iTunes)をカヴァーしたことで、再度脚光を浴び、テレヴィでも夢のような共演を果たし(YouTube)、去年の夏にはヴェルサイユのあの噴水でコンサートも披露している。それをサポートしたのはなんとHOUSSE DE RACKETの二人だったのにも驚いた。
あるいはその“現役ぶり”は最近、Le Baronで若きパリジェンヌを周りに配し、シャンパーニュを飲む姿(一瞬、内田裕也氏とかぶるスターぶり…)でも確かめられた。

とはいえ本当のところ、長らくゲンスブールを唯一神のように信仰してきたような僕にとって、その再発見はずいぶん遅く、それは明らかに友人のマーク=テシエとジャン=マリーのおかげであったことも追記しておく。

そういえば日本でも少し前、彼の「Aline」(iTunes)が、突然テレヴィから流れてきたのには驚いた。それはブラッド・ピットが主演のSoftBankのコマーシャルで、ケータイを片手に海辺でドタバタを引き起こすそのさまは、明らかに「ジャック・タチの世界」そのものだったのにもさらに驚いたものである。(検索力不足でYouTubeで発見できず)


そんなクリストフ「Aline」と『僕の伯父さんの休暇』…という組み合わせに激しく反応していたら、監督は(かつては僕の大の苦手だった)フランスかぶれ・ハリウッド代表のウェス・アンダーソンだったと知って納得し、ますます彼に興味を持ったものだ。

このコマーシャル・フィルム「SoftBank~ブラピの伯父さんの休暇」に関しては、去年春「シネマテーク・フランセーズ」でのジャック・タチ大回顧展「DEUX TEMPS, TROIS MOUVEMENTS」(すばらしいキュレーションで面白かった!)で、タチに影響を受けた映像がまとめて流れる中でももとりあげられていた。ちゃんとウェスのインタヴューまでとってあったのである。

日本のケータイ会社がハリウッドの気鋭の監督を使って作ったあんなタチのオマージュのようなコマーシャルを見たらずいぶん驚くだろうと、会場でスクリーンを観ていたタチ好きのフランス人を見回してみた。

(そういえば、スパイク・ジョンズもSoftBankのコマーシャルやってるんだってね)

そう、そういえばどこでも書く機会がないままだったけれど、そのシネマテーク・フランセーズでのジャック・タチ大回顧展は本当に素晴らしく楽しかった。僕はそのせまい会場で気がつけばじっくり数時間は過ごしてしまったほどだ。

というわけで、今日はクリストフからジャック・タチににわかにスライドする、僕のフランスへの想いを残しておきました。

(写真はまた後で追加します…)
by cherchemidi | 2010-01-22 16:22 | et cetera...
"Colorfarm"
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ex. WARP magazine 最盛期の名物編集長だったITOOO氏によるニュー・ウェブ・マグ、Colorfarm.jp

ロウンチに際して、第一弾、第二弾とFeatureの記事、写真撮影で誘って頂きました。
JUSTICE、SO-ME&KIRI、BOYS NOIZE&DEXPISTOLS…、とスーパー現場主義な編集長ならではのラインナップ。そして、いまやウェブ・マグおきまりのblogも間もなくスタートするとかで、そのラインナップも楽しみです。

1月末にはまたBUSY Pもやってくるし、今年もその周辺は賑やかそうですね。




あ、それから最近雑誌に寄稿したといえば「high fashion」誌の最新号で、(おこがましくもこんな僕が)今季のデフィレ(ファッションショー)の音楽について書かせて頂いたのだけれど、見本誌が届いて、まさかの誤植で驚いてしまった。「デフィレ」が「デフレ」、笑ってしまった!
そもそも今まだ写植(あれ、そうですよね?)…というのもすごいのだけど、やっぱり「今季のデフレ…」って、業界の経済状況のことを語っているわけではございません。
by cherchemidi | 2010-01-08 01:37 | et cetera...
le agenda et la carte
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エルメスのアジェンダを使い始めて10年以上が経った。
(いうまでもなく、エルメス以前はクオバディスだった)
こんなに愛用してきたアジェンダなのに、2010年、今年はそのアジェンダのレフィルを買うのをためらっている…。
というのも2009年のアジェンダはほとんど書き込んだ形跡がなくて寂しい手帳になっているからだ。
2008年の秋にiPhoneを買ってからというもの、アトリエのデスクトップと専ら自宅においているMacBook Black、さらにバッグの中に入っているMacBook Air、そしてもちろんiPhone、それら全部を相互補完的に、それも知らない間に同期しておいてくれる「iCal」への依存のせいだ。
その利便性に頼るようになって、僕の必携品リストにおいてエルメスのアジェンダのしめる位置はずいぶん低くなってしまった。バッグに入れ忘れて出かけることもあれば、打合せの際にテーブルに置かれるのはエルメスではなくアップルになってしまった。


そうはいいながら2010年もきっと「24, Faubourg」に高いレフィルを買いに行こうと思っている。
そしてそろそろくたびれてきたカヴァーも新調したい。

話は変わるが、エルメス本社を訪れたとき、そこで働く人たちがその高いレフィルだけをカヴァーなしのハダカの状態で使っているのを目撃した。それもひとりだけではなかった。




そんなふうにアジェンダのためにペンを使う機会の減った日々であったけれど、昨年末に投函した2010年の年賀状では、できるだけペンを使って手書きでひとりひとり何かしらのメッセージを記した。たとえ「今年もよろしく」の文字だけでも印刷と手書きでは全然違うし、せっかく紙に刷っているのに全員同じDMのようなカードを送っては郵送する意味がないと思って。

そもそも交友関係のせまい僕だから、全員手書きで書いてもそんなに大変ではない。
数年前からの年賀メール、クリスマスメールも「エコ」やタイムラグのなさの面ではいいのだけれど、やっぱりどんな意匠を凝らしてはいてもスクリーンで見るだけでは味気ないものだ。

郵便局でいっぱい切手を買った。

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by cherchemidi | 2010-01-07 13:58 | et cetera...
Je Vous
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Je Vous Souhaite Une Heureuse Nouvelle Année MMX.

I Wish You A Happy New Year 2010.

shoichi x
by cherchemidi | 2010-01-02 07:10 | et cetera...
31 décembre 2009 à paris
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| photo: sk |

2009年12月31日、今日のパリのためのサイト。

今年もアクセスありがとうございました。
みなさま、よいお年をお過ごし下さいませ。


le site du jour:
31décembre2009àparis

Bonne fin d'Année pour tout le monde !!
by cherchemidi | 2009-12-31 14:14 | et cetera...
en fin d'année

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みんなが仕事納めだと言う中、年の瀬が差し迫っても仕事が終わらないで焦っている…。

なぜか今年の年末はヨーロッパからの客人が多く、フランス、イギリス、イタリアからの友人・知人とばかり会っている。
それぞれノエルと新年をこの東京で過ごすのだという。

そういえば、先日ニューヨークから来た知人は「今の東京は元気がない(NYとくらべても)」というようなことを言っていたけれど、パリと東京しか見ていない自分にだってそれはうすうす感じられる。実際「街」に繰り出しても、わくわくしそうなことはあまりなさそうだ。

来日中のAndrew Bunnyは「若い世代は消費だけではなく、何にも興味がないように見える」と言っていた。

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週末にhoneyee.magの取材の最中でHF氏の車に乗せてもらって移動した(緊張した)のだけど、恵比寿ガーデンプレイスを抜けた辺りで通りのまっすぐ延長線上に見えるポールに驚いた。まるでヨーロッパの都市計画のような現れ方だったからだけど、後で調べたら目黒区のゴミ焼却場の煙突だ。
これがパリならコンコルドのオベリスクかヴァンドーム広場のナポレオンの円柱か…(笑)。

エニウェイ、2009年も暮れていく。

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by cherchemidi | 2009-12-28 12:15 | et cetera...
PURPLE MOUNTAINS and a LILAC SKY
書く時間がないまま、こんな時間が経ってしまった。
スーザン・チャンチオロの展覧会「PURPLE MOUNTAINS and a LILAC SKY」@Gallery Side2。オープニングの夜に行けなかったから、すぐ翌日に行った。

こちらは彼女の絵を中心にした展示。

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チャンチオロの服は買ったことがないのだけれど、彼女の描く水彩画が好きで、自宅のリヴィングには彼女の作品が2点飾ってある。花を描いた作品と彼女の洋服を描いた作品。
アトリエの玄関には水彩ではなく、インクで書かれたグラフィカルな作品「Workshop」を飾ってあって、これはたしか前回彼女が来日した際の展覧会で購入したものだ。

このギャラリーSide2での展示の会期は17日まで。




そしてこちらはもう展示が終わってしまっているけれど、原宿のVACANTでの展示会「The wisdom of flowers」にも行った。

これは最新の彼女のコレクションを展示したもの。
その繊細で女性的、そして完全先天的なセンスは素晴らしい。
正直なところ彼女の作品を実際に「普段着として」着たいと思ったことはないのだけれど、その儀式的とも思えるプレゼンテーションを含め、彼女の「思想」を強烈に反映したコレクションは、かつてと何も変わることなく、ブレることない、完全なherselfだった。


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それからGallery Side2で展示されていた「COOK BOOK」の再編集版(1000円)を買った。
最初のページに彼女の食への哲学が綴られている(拡大して読めるように大きな画像を貼っておきます)。



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by cherchemidi | 2009-12-10 09:35 | et cetera...
"SEXTIES"
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| photo: MANEL |


ステファン・マネルからブリュッセルに行ってきたとメールが来た。
ブリュッセルに?
この展示会「SEXTIES」を見に行ったのだという。

ペラート、クレパックス、ジャン=クロード・フォレストらセクシーな60年代のBD作品が展示されているという。

マネルの携帯電話で撮られた上の写真はペラートが死の直前に描いていた未完/未発表の新しいBDのキャラクターだとか。
いくら悔やんでも、もはやこのキャラクターは命を与えられることはない。
by cherchemidi | 2009-12-04 14:34 | et cetera...



par 梶野彰一
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