AVEDON 1946-2004
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実のところ、好きなフォトグラファーと聞かれてすぐに思い浮かぶ中にアヴェドンの名前があるかどうかは疑わしいのであるが、それは彼があまりにも大きい存在として自分の中のアーカイヴの階層に眠っているからだろう。
パリ、チュイルリーのJeu de Paumeで彼の回顧展が行われていると知ってすぐに出かけた。

彼のレンズを通してとらえられたポートレートの数々は、そのしわの奥に被写体の思想さえも読み取れてしまいそうなほどである。
マルグリット・デュラス、晩年のポートレートにはある種の奇妙な迫力を感じてしまう。

それでもやはり軟派な僕にとって興味深かったのはファッション・フォトの黎明期、アレクセイ・ブロドヴィッチのもと、HARPER'S BAZAARのために撮ったパリを舞台にした一連の作品である。美しすぎるその構図は、はたしてどこまでが必然でどこまでが偶然だったのだろうか。
パリ期のアヴェドンはとにかくみずみずしい。
まさに彼の手書きによるエディトリアルのためのトリミングの指定の痕跡さえ垣間みれる入稿用のプリントも興味深かった。

展覧会の図録( amazon )も充実していた。

この展覧会「Richard Avedon Photographs 1946 - 2004」は Jeu de Paume で9/28(日)まで。チャンスがあれば、是非もう一度訪れたいと思う。

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| photo: sk |
by cherchemidi | 2008-09-09 14:36 | photo
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par 梶野彰一
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