Every Conversation
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| Every Conversation / Phil Wilson |

ひさしぶりに原宿のエスカレーター・レコーズに行くと、壁に見覚えのあるジャケットの7インチ・レコードがある。デザインもフォントもそのままだ。
「Every Conversation」からの「Every Conversation」の7インチ。
名義はJUNE BRIDESのフィル・ウィルソンだ。
当時のカヴァーを当時と同じデザインのスリーヴでリリースした!?
かつてCherry Redからのコンピレーション、「SEEDS I: POP」を擦り切れるほどに聴いていた僕はそのJUNE BRIDESの7インチをそのコンピの裏に並んでいた小さなジャケットで記憶している(現物は西新宿のVINYLで何度か見たのみ)。
仲真史くんが新しいレーベル「Every Conversation」を始めたとき、その名前を聞いて、まさかとは思ったが、本当にあのJUNE BRIDESのタイトルからそれが名付けられたと知ったときは、不思議な気持ちになったものだ。
そして、さらに音楽業界を去ったはずのフィル・ウィルソンに再び歌わせてしまうとは、なんたるミラクル。
音楽への愛情とmyspaceがなせる業である。
なんでも同じ仕様のジャケットにするためにジャケットの穴は自ら円形カッターを買ってきてくり抜いたのだという。500枚。昔、コンビニのコピー機でファンジンをコピーしてホチキス留めしてたのと同じじゃないか。
さっそくアトリエに戻ってターンテーブルに乗せると、ヘニョヘニョな歌!
とにかくうれしくなってしまった。
すぐにオリジナルが聴きたくなり、レコード棚のカオスの中「SEEDS I: POP」を捜索するも見つからず、まさかと思ってiTunes Music Storeで検索したら、まんまと見つかってしまう(ココ)。即買ってしまった。
これではレコード絶対主義の仲真史「Every Conversation」の精神にまったく反してしまう。ゴメン。
せめてもの罪滅ぼしに「この7インチ、ぜひエスカレーター・レコーズで買ってください!」と宣伝しておこう。
なんでもフィル・ウィルソンは19年ぶりの復活だと言う。
記憶と計算に間違いなければ、僕が仲真史に出会って19年が経つ。
お互いに絶対的に趣味が違うと思いながらも、少し俯瞰して見れば、結局同じような音楽を聴いて、同じような場所にいる。
ジャケットの穴を自分でくり抜けるか、そのことにどれだけの価値があるのか、
いまさら「リスペクト」とかそういう恥ずかしい言葉は言わないけど、
その価値を共有できたことを、うれしく思ったよ。ほんのりと。
by cherchemidi | 2008-05-01 11:12 | de la musique
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par 梶野彰一
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