un dernier hommage
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おくればせながら黒川紀章氏を悼んで。

国立新美術館、実は建設中より横を通るたびに、その威圧的な存在があまり好きにはなれない建物であった。
実際に何度か訪れてみても、さほど建築に興味のない僕のような人間にとっては、やっぱり歪な建物なのだけど、ただあのように優雅に曲線を使った建物はユニークであるし、そもそも統一感のない東京の街を、ますますカオティックに仕立てる存在になったのは間違いない。
黒川氏の建築で初めて目を惹き付けられたのは、例の銀座の中銀カプセルタワーだ。あの存在感は本当にすごいものがある。今でも汐留の電通ビルなんかより全然…。
日本の現代の建築と言えば、整然としていて端正で無駄のない…といった印象があるのは、安藤忠雄やSANAAくらいしか知らない素人の考えることかもしれない(どうですかね? KIKIさん)。
そんな中において、黒川氏設計のやけにオーガニックな建築が、カオスの都に心地よいゆがみをもたらしてくれていたのは、実は面白いことだったのかもしれない…。なんて、さほど思い入れのない建築家に対して、こんな追悼めいたことを書いてしまったのは、つい先週、国立新美術館から見た夕日が、とてもきれいで、誰もが立ち止まってその夕日を眺めていたのが印象的だったからだ。
美しい落日が照らしたその建築が遺作とは、皮肉。

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| photo: sk |
by cherchemidi | 2007-10-17 00:51 | photo
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par 梶野彰一
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