Le Bleu de Vermeer
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| photo: sk |

芸術の秋、到来。というわけではないのだけど、招待券を頂いたので、国立新美術館へ。
久しぶりにPanasonicの古いデジタルカメラを出してみた。LC1。
古いとはいえ3年ほど前のもの…。硬いところはくっきりと、柔らかいところは優しく写るこのカメラ、その好きな感じを思い出した(エディも愛用してた代物ですから)。デジカメは500万画素もあれば、十分な気もする。

さて頂いたチケットには「フェルメール『牛乳を注ぐ女』とオランダ風俗画展」と書いてある。
油絵もたしなんだ経験はあるものも、フェルメールといわれても、オランダの画家という程度しか予備知識はない。知識はなくても、名画は実物をこの目で見るに限る。

数年前に見た「真珠の耳飾りの少女」という映画は、このフェルメールの有名な作品をモチーフに作られた映画だったけれど、これを観に行ったのはスカーレット・ヨハンソンが主演であるからという単純な理由であった。スカーレットの父がオランダ人というのは偶然か、ともかくこの映画で彼女の演技はすばらしかったように思う。(スカーレットはその後も、いろんな映画を観たけれど、やっぱり「ロスト・イン・トランスレーション」とこの「真珠の耳飾りの少女」が最高だ。ともに2003年作品)

話を戻して「フェルメール展」。もちろん、そこにはその「真珠の耳飾りの少女」が並んでいるものと思ってた。いや実際は僕がそう思い込んでいただけだったようで、この展覧会で見られるフェルメールの作品は実際はその「牛乳を注ぐ女」、一点のみだった。確かにタイトルをよく見ればそう書いてある(笑)。「フェルメール展」ではなかった。

週末とあって相変わらずの大盛況な人出の中、人の頭の隙間から小さな作品を順番に眺める。実際のところはオランダの風俗画にそれほど興味もないので、早足でまっすぐにフェルメールのその作品を目指してみた。
いくつかの鑑賞のポイントを説明したDVDが流れる前にも人の山。遠近法の消失点はここ…など…を解説される。そしてようやく展示コーナーへ。
実はカメラに収めたいと思ってしまったのは、フェルメールの名画ではなく、そのひとつの絵に群がる人の群れだった、というくらいの面白い光景(もちろん撮影禁止です)。順序よく並んで、ゆっくりと列の流れるのに身をまかす。警備担当の誘導に従って立ち止まらずにゆっくり歩きながら鑑賞させられる。この形式的な絵との出会いは、果たして鑑賞と言えるのだろうか。

とはいえ、その出会いの列に2回並んで、あのラピスラズリの青を目に焼きつけておいた。
印刷でしか見たことのない「真珠の耳飾りの少女」の巻く青いターバンも、きっとまたその鮮やかな青なのだろう。

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| photo: sk |
by cherchemidi | 2007-10-11 01:46 | et cetera...
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par 梶野彰一
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