TAG EN ROUGE
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少し前になるけれどLEVI'Sの2007SS、プレスリリースをデザインさせて頂きました。

そもそもデニムに付いているタグは赤いものであるという固定観念というか共通認識というかは、LEVI'Sから来ているのは明白だけれど、そもそもデニムのポケットにタグをつけるという時点でLEVI'Sの特許だったとか…そんな話を最近聞いた。
ここ10年以上に渡っては、ほとんどその赤いタグのデニムをはくことはなかった。
それは絶対的にジャン・トゥイトゥのおかげであったわけだ(付け加えるならば、ヘルムート・ラングのおかげでもあった)。ここを過去形で書いているのにもまた重要な隠された事実がある。ラングの終焉は衆知の通り。昨年だったか、いつものように何気なく新調したA.P.C.のデニム。数日して気がついた。メイド・イン・オカヤマの誇りとともに作られていたはずのそのデニムのタグには、申し訳なさそうに、MADE IN MACAOと書かれてあったのである。確か流行通信の取材でも、デニムへのこだわりについて、とくにオカヤマ産の素晴らしさについてジャンが熱く語っていたのが印象的だっただけに、ショックは大きかったのである。
その後フランスの某ブランドのデニムは履き潰し…、夏以降は神宮前のおしゃれリーダーの激しいおすすめもあり、まんまとスウェディッシュ・デニム・フィーヴァーに乗ってしまった(さらに言い訳を並べるのなら、オレのパリのおしゃれリーダー、ブランコがはいていたのもまたスウェディッシュ・デニムであったのだから、しかたがない)。
さらにウェスタン調のデニム・シャツはラングラーに限る、というオレの持論のソースはセバスチャン・テリエからだったのか、セルジュ親子からだったのか…。

そんなわけで、LEVI'Sのプレスリリースなのに、赤いタグのデニムとは無縁のスタイルでデザインしていたのか…というと決してそうではない。そもそも着替えるだけで精一杯なほどに忙殺されていたその時期、家にも帰ってなかったはずだが、これを機にと、赤いタグのGジャンを部屋の奥から探してみた。発掘されたのは15年ほど前のセカンド・タイプの代物で、当時のレプリカ復刻で買ったものが、自分のクローゼットの奥深くで熟成されて軽ーくヴィンテージになっていた(事実、友人からヴィンテージかと聞かれて返答に困った)。
深いインディゴには赤いタグというパーマネントな組み合わせが改めて見ると新鮮で秋と呼ばれた短い季節に何度か袖を通した。
by cherchemidi | 2006-12-11 13:21 | à la mode
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par 梶野彰一
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