Notre Musique
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「寝てでも観なくてはいけない」という自分への責任を課すためか、
ゴダールの映画は前売り券を買うのが正解。
俺もそうした。何ヵ月も前に。
そして上映終了ぎりぎりに駆け込むのである。つい先週に。
平日の日比谷の劇場は、予想以上に混んでいて(といっても空席は充分あったのだが)、
学生らしき若者以外は、自分を含めていったい何を生業としているのか不詳な大人がずらり横並び。
相変わらずのトーンで幕を開ける「Notre Musique」。
ストーリーは三部構成だった(らしい)のだが、すでに二部の始まり、それはストーリーがようやく展開し始める段階であるが、心地よいクラシックのカットアップと映像の中でゴダールの世界にどっぷり。
ごめん、予想以上に早く眠りについてしまった。
結局の所いくつかの美しい映像と、理解できない言葉、楽しく編集された音楽が残存しながら、大きな疑問符とともに劇場は明るくなった。
この際だから正直に告白すると、80年代の作品以降、ゴダールの映画で睡魔を感じなかった作品はない。
俺が理解できる言葉が少なすぎるのでしょうか、蓮實先生。
高尚で甘美な芸術と思想に、自分はどれだけ無縁なのかをまたしても知らされながら、いくつかの鮮烈な音と画だけが今回の作品の印象として残された。
「Notre Musique」。私たちの音楽。
フランス版のポスターはとてつもなく美しい。
残酷な世界へのゴダールからの手紙。
あるいはいつものひとりごとのような映像の集積。

by cherchemidi | 2005-11-24 20:17 | j'aime le cinema
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par 梶野彰一
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