Festival du Films Français Yokohama 2
STAR WARSにうつつを抜かしている場合ではなかった。
改めて初期の三部作を観たりしている場合ではなかった。
あと48時間ちょっとしたら、パリに行くんだった。。。
ましてやBLOG書いたりSNS覗いたりしている場合ではない。
いつものことだが、何も準備できないまま飛行機に乗る。

軽くあきらめ気分で、もう10日も前の横浜フランス映画祭を思い出してみたりする。

そう、「レミング」。
この映画の前売りチケットがずいぶん早い段階で完売になっていたのは
シャルロット・ゲンスブールとシャーロット・ランプリングの競演作だから。当然である。
ただ3年くらい前だったか、この監督のデビュー作「ハリー、見知らぬ友人」でド肝を抜かれたなんて友達は僕の回りには一人もいない。ましてやドミニク・モルという監督の名前を覚えていた友達なんているはずもない。僕も彼の名前は忘れていた。

シャルロットについては、誰もがあまりにも思い入れがありすぎて、少々ツラい作品でも、
「PAS MAL(悪くない)」な評価を与えがちだ。でもあえてここでハッキリ言うなら、彼女は作品に恵まれなさすぎだ。イヴァン・アタルが監督した2作品を賞賛している友人がいて、特に2作目(日本語タイトルもまったく意味不明なの!)を評価しているのを聞いて耳を疑った。それ以来、その友人とは疎遠になった。
比較的、安定してる(と思われる)ルコントの作品でも彼女が主演した「フェリックスとローラ」だけは、自信をもって駄作だったと言い切ろう。シャルロット、彼女はまったく悪くない。何しろ作品に恵まれないのである。
最近は「21グラム」で好演していたことくらいしか、パッとしたニュースもなかった。確かに「21グラム」はいい映画だった。ここにまで噛み付こうと思ってはいない。

話を戻すと、「レミング」はこの監督が前作の流れで生んだ新感覚なサスペンス、ちょいホラー。主演のシャルロットも存分にその魅力を見せてくれる、すごくフレンチ感覚な映画。
数日前に書いた「Peindre ou faire l'amour」(描くべきか愛を交わすべきか)でも使った表現だけど、クリシェに陥らない突拍子もない展開。斬新な描き方。いやもしかしたら、オゾン以降のこの「唐突な展開」&「???疑問が少し残りますけど…???」という語り口は早くもフランス映画のクリシェになってしまっているのかもしれない。いや、間違いなくそうだ。
ここではストーリーの言及は避けるが、とてもフランス的にかつ現代的に解釈されたヒッチコックかもしれない。そして何よりこの二人の女優の迫力のある演じ合いがすごい。ストーリーも脚本も面白すぎ。
この映画「レミング」と「描くべきか愛を交わすべきか」は今回の映画祭のベスト2だったんじゃないか。
って、前にも書いたように結局、僕が観たのは5本だけ。勝手な思い込みで失礼。
シャルロットはもちろんだが、「まぼろし」「スイミングプール」ときて、またもやシャーロット・ランプリングの魅力にハマってしまいそうだ。
映画上映後、舞台挨拶、質疑応答(これも見事な舌戦だった)に登場した監督と脚本家の二人に、僕は思いっきり拍手を送った。

c0075562_426347.jpgc0075562_431963.jpg監督:ドミニク・モル
出演:シャルロット・ゲンズブール、シャーロット・ランプリング、ローラン・リュカ

c0075562_426015.jpg
by cherchemidi | 2005-06-28 04:25 | j'aime le cinema
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par 梶野彰一
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