Manet et le Paris moderne
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これも少し前の話になるが、丸の内に三菱一号館美術館が開館して最初の記念展である「マネとモダン・パリ」展を訪れた。


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今回の展示の中心はポスターにもなっている「ベルト・モリゾ」である。そしてタイトルの通りそのマネの生きた同時期のパリの都市や風俗を描いた作品や資料が並び、多角的に楽しめる展示会であった。例えば、オルセー蔵のエドガー・ドガの繊細なバレエもの「オペラ座の稽古場」にも再会できて感動した。



マネといえば、やはり以前も書いた()「草上の昼食」だろう。今回は残念ながらその展示はなかったのだけれど、さらにその不思議な魅力に満ちた作品のことを調べていたら、モネやセザンヌが同じ題目で作品を描いたり、ピカソが執拗にオマージュを描いたりという以前に、マネのそれ自体がティツィアーノの「田園の合奏」とラファエロの「パリスの審判」をリミックスしたものだったという事実を知る。

こういうことって高校の美術の時間でも習わなかった…。
絵や彫塑の実習も大切だったと思うけれど、若い時期に「美術の読み方」のようなものを教えてくれる大人に出会っていたら、もう少しクラシックな絵画にも興味が持てたかもしれない。

美術の教科書に載っているような絵画でいえば、昔はピカソやマティスしかピンと来なかったような気がするのだが、最近はマネやらモネ、ルノアールなんかを観ても、ひどく感銘を受けるようになってしまった。これは齢を重ねて「ものが分かる」ようになったというのか、一般的な感性に順応できるようになったのか、はたまた時代の印象派ブーム(笑)に敏感だっただけだろうか。とにかく今年は東京でもそういう展覧会が多くて楽しみである(逆にオルセーの壁には空きが多そうな気もするが…)。


(そういえば、モネの大きな蓮に直面した2月の直島、地中美術館のエピソードもそれ以降書いていませんでした…)
by cherchemidi | 2010-05-18 04:28 | et cetera...
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par 梶野彰一
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