les marionnettes
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| photo: sk |


日曜日の午後、フェニックスのブランコから電話があってソルボンヌで会った。
昨年の秋のZENITH以来の再会。冬の朝の太陽が素晴らしい日で、僕はそれだけでとても良い気分だったのだけど、カフェで二人でとりとめもない話をしていると、ラジオからクリストフの60年代の名曲「マリオネット」(iTunes)が流れてきて、ふと会話を止めてしまった。



以下、「マリオネット」から連なってあふれる、おぼえ書き程度のエトセトラ。

クリストフといえば、今も“現役の”偉大なアーティストである。テリエが彼の「La Dolce Vita」(iTunes)をカヴァーしたことで、再度脚光を浴び、テレヴィでも夢のような共演を果たし(YouTube)、去年の夏にはヴェルサイユのあの噴水でコンサートも披露している。それをサポートしたのはなんとHOUSSE DE RACKETの二人だったのにも驚いた。
あるいはその“現役ぶり”は最近、Le Baronで若きパリジェンヌを周りに配し、シャンパーニュを飲む姿(一瞬、内田裕也氏とかぶるスターぶり…)でも確かめられた。

とはいえ本当のところ、長らくゲンスブールを唯一神のように信仰してきたような僕にとって、その再発見はずいぶん遅く、それは明らかに友人のマーク=テシエとジャン=マリーのおかげであったことも追記しておく。

そういえば日本でも少し前、彼の「Aline」(iTunes)が、突然テレヴィから流れてきたのには驚いた。それはブラッド・ピットが主演のSoftBankのコマーシャルで、ケータイを片手に海辺でドタバタを引き起こすそのさまは、明らかに「ジャック・タチの世界」そのものだったのにもさらに驚いたものである。(検索力不足でYouTubeで発見できず)


そんなクリストフ「Aline」と『僕の伯父さんの休暇』…という組み合わせに激しく反応していたら、監督は(かつては僕の大の苦手だった)フランスかぶれ・ハリウッド代表のウェス・アンダーソンだったと知って納得し、ますます彼に興味を持ったものだ。

このコマーシャル・フィルム「SoftBank~ブラピの伯父さんの休暇」に関しては、去年春「シネマテーク・フランセーズ」でのジャック・タチ大回顧展「DEUX TEMPS, TROIS MOUVEMENTS」(すばらしいキュレーションで面白かった!)で、タチに影響を受けた映像がまとめて流れる中でももとりあげられていた。ちゃんとウェスのインタヴューまでとってあったのである。

日本のケータイ会社がハリウッドの気鋭の監督を使って作ったあんなタチのオマージュのようなコマーシャルを見たらずいぶん驚くだろうと、会場でスクリーンを観ていたタチ好きのフランス人を見回してみた。

(そういえば、スパイク・ジョンズもSoftBankのコマーシャルやってるんだってね)

そう、そういえばどこでも書く機会がないままだったけれど、そのシネマテーク・フランセーズでのジャック・タチ大回顧展は本当に素晴らしく楽しかった。僕はそのせまい会場で気がつけばじっくり数時間は過ごしてしまったほどだ。

というわけで、今日はクリストフからジャック・タチににわかにスライドする、僕のフランスへの想いを残しておきました。

(写真はまた後で追加します…)
by cherchemidi | 2010-01-22 16:22 | et cetera...
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par 梶野彰一
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