Notre Monsieur au AHIRU STORE

のびのびになっていたOur Man in Café 岡本さんとのランデヴーは、11月末、なんだか一番忙しい時期にギュギュッとこじ開けたようなスケジュールで実現した。
それも待ち合わせは「18時にアヒルストア」。
僕にとってはまるでおやつの時間のようなはやい時間からワインを飲んでしまうことに、若干の躊躇、あるいは罪悪感さえ覚える。

10月頭からスケジュールをすりあわせながら、結果としては、ちょうどヌーヴォーをごくごく飲めるいい時期になってしまったのだ。

そういえば、先日、アトリエでのヌーヴォー解禁祝いの際に開けられたボトルの中で個人的に一番だったのはやっぱり「フィリップ・パカレ」だった。数時間の間に3本空けてしまっていた。
それで、数日後のこの夜、アヒルストアのカウンターに「クリストフ・パカレ」の栓の抜かれたボトルを見つけて、岡本氏の到着を待つことなくグラスで頂いた。ダントツの濃厚さとぎゅっとした旨味に驚かされる。(これはボトルで買いおいてあったから、またノエルまでに飲もうと思う)

ひとり立ち飲みで(となりにいたフランス人の話をスルーしながら)グラスをごくごく飲んでいたから、岡本さんの到着の頃にはすっかりいい気分になってしまっていた。

詳細は省くとして、今関わられている新しいプロジェクトのお話を聞く。すでに入手困難なフリーペーパー『アートフォーオール』。すでに一部で話題の『ぼくの鹿児島案内』の束見本とデザインも見せて頂く。Twitterを始めるよう説得される。「101匹目の猿」の話を聞く。肉を食べないフランス人はフランス人の楽しみの8割を失っている件を指摘される。リエットやパテ、ジビエなしに飲む赤ワインはどうなんだと…。フラット化する世界への憂鬱。「あの頃がよかった」わけではないが、僕らの好きだったフランス人はやっぱり死んでしまってばかりだ。次はアンリじいさんの3回忌で飲みましょうかと。
それで、なによりメモをしておこうと思ったのは「Be Yourself」≒「Wasn't Born to Follow」から「Be A Good Neighbor」のムードに移ってきてるんだという啓示。
これは僕がここ数年居心地の悪さを感じていた「Me Me Me Me and Myself」な、前のめり感のある人たち(得てして世間で幅をきかせていたりもする…)との接し方や、距離の置き方のヒントにもなるんだろうと考えようとしてたけど、酔いが心地よくて止めにした。

少しいろんなところを旅したくもなった。

あ、すっかり脇役にすり替わったけれど、その夜のアヒルストアのワインはすべて素晴らしかった。岡本さんは確かフィリップ・ジャンボンの「ユンヌ・トランシュ」を開けてくれたのだけど、これも奇遇にも前の週に僕も空けたボトルだ。そのかわいらしいブタのエチケットの写真さえ撮り忘れるほどに脇役であったから、その夜のカメラにはひとりで立って飲んでいたときのクリストフ・パカレの写真しか残っていなかった。

ラヴィ、セラヴィ…


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by cherchemidi | 2009-11-29 13:26 | et cetera...
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par 梶野彰一
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