Vicky Cristina Barcelona
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ああ!この夏はバルセロナに猛烈に行きたい、なんて思わせたのは、意外にもウディ・アレンの映画のせいである。『Vicky Cristina Barcelona』、原題はなかなか素敵なのだけれど、それにつけられた邦題は『それでも恋するバルセロナ』。さて、どうなのでしょう? 
上の写真は去年の秋にパリで公開された際のポスター。
もうひとつデザイナーの視点からいうなら、このオリジナルポスターでの写真のトリミングの巧さ。それに比べて日本版はトリミングがあますぎるし、日本だけはデザインもまったく別物なのだ。映画会社のひと、見てたらごめんなさい。実は一度この映画と気づかないまま試写状をゴミ箱に入れていた…。
別で頂いたFAXで気づかされ、ゴミ箱から救出されたその試写状とともに、完成披露試写で見せて頂いたわけである。

以前にも僕がウディ・アレンの映画が苦手なことは告白したが、ここ数作『マッチ・ポイント』以降はスカーレット効果もあってか、試写だったり飛行機だったり、毎回見てしまっているような気がする。この数作はその語り口もずいぶんと軽くなってきて、最高の娯楽作…などと書くとウディ信者から叩かれそうだが、さらに今作はそんな邦題がつけられてしまうのを躊躇しないほどに、ここ最近の中でもっとも軽いタッチの作品だ。スカーレットはさておき、ペネロペの演技はさすがの助演女優賞もの。ただあの男が、コーエン兄弟の「ノーカントリー」男だったとは、見終わるまで知らなかった…。
日本のサイトで見れる予告編だけでそのストーリーの90%は分かってしまいそうなライトな(ほんとはヘヴィな関係なはずだが…)ラヴストーリーに、バルセロナの観光宣伝のような雰囲気さえある。

素晴らしいスペインの太陽! 
そして僕が最もこの映画で気になったのはそのテーマソングだ。
Giulia y Los Tellariniのその名も「Barcelona」
スペイン語での気怠いウィスパー・ヴォイスがチャーミングなボッサ・ポップ!
試写終わりの銀座のオーバカナルですでに検索済み、帰宅後すぐにiTunesで見つけてダウンロードしてしまった。
さらに気に入ってGiulia y Los Tellariniのアルバム「Eusebio」までディグってしまった(何曲かフランス語の曲もある)。

これを聴いていてすぐに思い出したのは『カラスの飼育』の挿入歌であるJeanetteの「Porqué Te Vas」。このJeanetteもカリフォルニアで生まれバルセロナへ移った女性アーティスト。このスペイン語の70年代歌謡「Porqué Te Vas」は、どういうわけだかフランス人に絶大な認知率がある曲である。『カラスの飼育』だってスペイン映画だし、まあカルト映画(Amazon高騰中(笑))といってもいい作品のはずなのになぜだろう。

あ、ウディの映画はいよいよ来週末公開! タイトル通りデートなんかにもオススメの映画ですw。

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by cherchemidi | 2009-06-14 13:02 | j'aime le cinema
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par 梶野彰一
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