"Long Distance Call"
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| MAGIC - Hors-Série "PHOENIX" |

またもPHOENIXのこと。さらに今日はちょっとした自慢話なのでスルーしていただいても結構です。

フランスの音楽誌「magic」については以前も書いたと思う。いわゆる“オルタナティヴ”の音楽を紹介し続けている雑誌で、編集長のクリストフとは10年来の知人である。といっても最近はめっきり会う機会もなかったのだが、先日パリにて連絡があった。5月の発売に向けてPHOENIXの別冊を作っているから、ぜひ協力してほしいという。僕の撮りためた彼らの写真のことだろうと、「ビアン・スゥー(もちろん)」と答えて編集部に向かった。
かつてその編集部はペールラシェーズの辺境であったが、いまや2区、オペラ/ブルスのすぐ近くである。近代的なオフィスビルの最上階。受付で名乗るとクリストフが出迎えてくれ、屋上のテラスに通された。カフェを飲みながら、まずは…と久しぶりの邂逅をよろこんだのもつかの間、彼はポケットから突然レコーダーを取り出した。「フェニックスについて、ぜひ君にインタヴューしたいんだけど、いいかな…」というのだ。

「フェニックスの最も身近なフォトグラファーであり、サポーターであり、ファンであり、そして友人である君に…」と始まったこのインタヴューは、質問、回答ともにフランス語と英語が入り交じる奇妙なものであったが、果たしてこの最愛のアーティストであり友人である4人について、僕の持っている英語とフランス語のヴォキャブラリーだけでどれだけ語れるだろうか…。それでも一生懸命に彼らのことを思い起こしながら話していたわけだが、「アルファベティカル」を作っている時期のブランコの忘れられない言葉について語っていたら、ちょっとこみ上げるものもあった。

先日発売になったこの別冊magic。
表紙は僕ら共通の友人(というかこのパリジャン同士を紹介したのは僕だったのだけれど)のステファン・マネルによるもの。開けてまずの扉にはソフィア・コッポラの撮った4人のスナップ。そして本当に他では見たこともない若き日々の4人から、最近のツアー、オフショットまで満載の一冊である。エディの写真もあり、僕の写真も何枚か使ってもらった。前書きはセバスチャン・テリエ。もちろんエクスクルーシヴのロング・インタヴューと、彼らを知るための「A to Z」、重要参考人による「アルバム・レヴュー」など読むべきページも満載である。


実は見本誌が届いてこの自分のページを見つけたときは少々驚いた。「Long Distance Call」と題されたそのコーナーではフェニックスのゆかりの深い人へのインタヴューで構成されていて、その1ページが自分のインタヴューだったのだ。そして僕以外のメンツというのが、AIR、CHAG(マネージャー)、DAFT PUNK、ROMAN COPPOLA(映像監督)、THOMAS HEDLUND(現ドラマー)、ZDAR(CASSIUS)…以上(アルファベティカル順)という具合ある。こんな中に突如として「l'ami nippon」として「SHOICHI KAJINO」を加えてくれたのは本当に驚きであったし、光栄であった。

さらにうれしかったのは、この本が届く数日前にブランコから届いたメールだ。「magicの君のインタヴュー読んだ。TRES BEAU(ヴェリー・ビューティフル)」と。


実は少々の“おふざけ”も加えて、彼らを評した回答もあったのだが、ほとんどは、いかにフェニックスというバンドが他のバンドと違い、スペシャルなのかという熱弁に終始している。果たしてすべてフランス語に変換された僕の言葉が、どこまでのニュアンスで彼らに届いたかは定かではないが。
by cherchemidi | 2009-06-04 02:54 | de la musique
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par 梶野彰一
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