Le Déjeuner sur l'herbe / Pourriture
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Quand je vois Le Déjeuner sur l'herbe de Manet, je me dis des douleurs pour plus tard. (P. Picasso, 1932)


MR.OIZOの"POURITTURE"で頭をブチのめされたのはその音だけではない。
アートワークが、マネの「草上の昼食」(wiki)であることは、既述のとおりだが、これを見てまず思い出したのは、ピカソである。


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| Mr. Oizo "Pourriture - EP" |

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1月のパリ、オルセーで行われていた、ピカソの「Le Déjeuner sur l'herbe」(草上の昼食)の展覧会に足を運んだ。
オルセーの一角をしめる展示室には、ピカソがマネの「草上の昼食」に出会い、とりつかれ、その自分なりの“翻訳”を試みた一連の「草上の昼食」シリーズが30点以上並んでいる。小さなデッサンから、数多くの油彩、そして最終的には彫刻へとまで発展していくこの一連の作品にピカソのその作品への執着を計り知るのは容易である。
さらにさすがはオルセー、そこにはマネのオリジナルの「草上の昼食」もそこには鎮座しているのであるから、とても贅沢な展示である。

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オリジナルとカヴァー、あるいは、オリジナルとリミックス、はたまたまたはオリジナルから抽出され裸にされた素材だけのような比較的展示は、安直に言えば現代の音楽のカヴァーやリミックスに通じだろうか?

リミックス、カヴァー、オマージュ、コピー、モノマネ、パクリ…。。。
クリエイションにおいてのレベルはクリエーターの意識次第、あるいは観る者の意識次第なのだろうが、ピカソの圧倒的なまでのオリジナルへの愛着、分析、咀嚼、昇華、翻訳、執着などの段階を経てのアウトプットの厚みは、学ぶところが多いのだ。

SO MEはMR.OIZOという分解/再構築/オマージュの天才の音楽を包むパッケージという絶好の機会を得、このピカソ的手法を全く現代的にやってのけようとしたわけだ。

おそらくSO MEのアートワークについてここまで解析したのはこの原稿が最初じゃないのだろうかと自負する(笑)。


(おまけ)
アルバムがブニュエルの「アンダルシアの犬」へのオマージュであることも既述のとおり、なわけであるが、そうなると、最初のシングルかっとだった「POSITIF」のジャケットが何に対するオマージュであったのかのが、気になって仕方がなくなった。どこかで見たようなモチーフのようであり、まったく思い浮かばない。
気になりすぎたので、SO ME本人にiChatで質問を投げてみた。その2作のオマージュを見破った時点でSO MEは喜んでいるようであったが、実は「POSTIF」に特定のネタはないのだそうだ。あえて言うなら、ということで、フランスのイラストレーターの名前を挙げてくれた。


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| MR.OIZO "Lambs Anger" |

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| Mr. Oizo "Positif" |
by cherchemidi | 2009-04-12 13:46 | et cetera...
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par 梶野彰一
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