le rêve du 20ème siècle
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またも訃報である。
ギィ・ペラート氏が亡くなった。
今週の月曜日のことだそうだ。
彼のホームページでもそう知らされている。


岡本仁さんに紹介してもらって、パリのシャロンヌ通りにあるアトリエに氏を訪れたのはいつのことだっただろう。
明らかに前世紀のことである。

そのとき、初対面の僕に、大きな60年代のオリジナルの「PRAVDA」のポスターをプレゼントしてくれた。

その後の紆余曲折を経て、日本で彼のBD(コミック)を紹介した本『GUY PEELLAERT'S FLIPPER COMICS』を自費出版した際には、「海を越えてでこの女の子を紹介してくれてありがとう」というメッセージとともにオリジナルのBDにサインをしてくれた。

2001年の初夏、僭越ながら自分のパリでの結婚パーティに駆けつけてくれて、シャンパンで乾杯してくれた。

数ヶ月後、その年の秋にはモンパルナスのLe Selectのテラスで会った。
はっきり思い出せないが、次作のコミック作品の構想を話してくれたように思う。結局そのコミックは世に出ないままであった。

2003年の年末、パリ3区のギャラリーで「ROCK DREAMS」の続編の展覧会をやっているというので、久しぶりにお会いした。このときはランデヴーなしで登場して、びっくりさせようと思った。寒い夕暮れ時、ギィじいさんはそこにいて、再会を喜んでくれた。

その後は2004年の秋、表参道のセリーヌの企画で「PRAVDA」の展示会があった。まさか彼と東京で会うことが出来るとは思ってもみなかったので、それはうれしかった。


それから4年…僕はギィじいさんに会う機会がなかったと思う。


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この夏、バンジャマン・ダイアモンドが新しいアルバムをリリースして来日した際に手渡されたそのジャケットを見て驚いた。ギィ・ペラートが描き下ろしてくれたのだと言う。(小柳先生のライナーノーツにはそのことが一切触れられていなかったのは一体なぜだったのだろう?)

蛇足ながら、ギィ・ペラートによるレコード・ジャケットはデヴィッド・ボウイの『ダイアモンド・ドッグス』とローリング・ストーンズの『イッツ・オンリー・ロックン・ロール』がある。

数週間前にSO MEと彼の話題になった。彼はこの夏に氏と話す機会があったそうだ。僕が出版した本の話をSO MEがしたんだという。

昨夜、パリから着いたばかりのマーク・テシエに会うやいなや、すぐにこの悲しい知らせを聞いた。

深夜にはステファン・マネルからもメールが届いた。
昔、ギィ・ペラートとステファン・マネル、ロラン・フェティという3人で撮ったスナップがあったような気がするが、いまではどこに埋まってしまっているだろう。


アトリエのあったシャロンヌ通りからもそう遠くないペール・ラシェーズにて、明日葬儀だという。


僕らはみんなギィ・ペラートを愛している。
20世紀の夢をありがとう。

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| Guy Peellaert 1934-2008 |
by cherchemidi | 2008-11-20 17:58 | et cetera...
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par 梶野彰一
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